地域の活性化

コミュニティ活動の拠点として

平屋から望む庭園は、井上自身が剪定し、花を咲かせる。

 町内会、PTA、同窓会など、私たちの暮らしの中には、さまざまなコミュニティがあります。さらに近年、ソーシャルデザインやサードプレイスということばが登場し、自分らしく居られる場所が注目を集めています。コロナ禍からはじまったテレワークや2拠点居住の流れからも、新しいコミュニティの姿が見えてきました。

 企業はこれまで地域に積極的にかかわってこなかったのではないでしょうか。もっと地元企業が地域に貢献できることはないのか。企業人である前に地域のひとりの構成員である私たちが、もっと人と人とのつながりを大切にし、血の通った付き合いをしたいと考えました。

季節の移ろいが感じられます。

 株式会社彩里は、嵯峨広沢の里山にオフィスを構えています。地域に根差した運営を目指した新しいスタートにあたり、まず「楽しい仲間づくり」から始めることにしました。

 仲間づくりには、拠点が必要です。その役割を、彩里が担います。

 里山オフィスの畑では、野菜を育てています。将来は貸農園や、幼稚園や学校の芋掘り遠足の受け入れなどを考えています。

冬の時期は、大根の収穫祭。

 敷地内には30人くらいのグループがバーベキューを楽しめるサイトを備えました。すでに、地域の方とのバーベキューパーティや、懇親会などを実施しています。社員研修などに使わせてほしいと頼まれることもあります。

不動産コンサルティングから、野菜作りまで。様々な角度から、有効活用を提案します。

 春は桜、夏は大文字鳥居形、秋は池に映る中秋の名月、冬は梅と水仙と、四季折々の彩りにあふれる美しい広沢の里。そこで季節の野菜の収穫祭、音楽フェス、人生と終活を考えるイベント、アウトドア企画など、さまざまな体験を皆様と共有し、地域コミュニティを育てていきたいと考えています。